介護職は専門的な資格や経験が重要になるため、スキルアップやキャリアアップの後に独立を検討する方も少なくありません。介護職が独立をすると、自分の理想とする介護サービスを提供することができるというメリットがあります。ただし、開業までの手続きが複雑なことや、ある程度の開業資金が必要になるというデメリットもあります。
ちなみに、介護職が独立するためには、大きく分けると2つの方法があります。フランチャイズに加盟する方法と、完全独立自営方法です。フランチャイズに加盟すると、開業のための様々なノウハウを得ることができますし、手続きや開業までに必要なマネジメントに関するアドバイスも本部から受けることができます。そのため、開業のにかかる負担を減らすことができるでしょう。すでに本店のブランドイメージなどが浸透している場合には、フランチャイズに加盟することで、ブランド力を利用することも可能です。ただし、加盟金やロイヤリティが発生し、独自のサービスなども展開することができないということは知っておきましょう。
それから、もう一方の完全独立自営は、売上がまるまる事業所のものになるものの、開業までにはコストがかかります。ただし、提供するサービスは、自分で思い通りに決められる魅力があります。自分の目指す理想の介護の形がある場合には、完全独立自営が最適かもしれません。ただし、開業のための申請や事前の準備などに膨大な時間と労力はかかってしまいます。しかも、運営も自分の手腕にかかってくるため、介護に関する知識だけでなく、事務処理の知識を身につける必要があります。